こんな人に向けた記事です。
・一日に何文字くらい書けるか目安を知りたい
・書ける文字数を増やすコツを知りたい
人によって一日の定義が違ったりすることがあると思います。
そのため本記事では、恐らくほとんどの方に常識的な作業時間範囲であろう八時間程度を目安にしています。
初心者

一日:300~3000字
慣れない間は、イラストなどと一緒で書くための体力なかったり、書き方がわかりません。
ですので、8時間くらい頑張っても3000字。原稿用紙にして7~8枚程度書ければ上出来です。
ただ、何年も書き続けていても3000字なんて絶対無理…と言う人は、体力がないか8時間をフルに使えていない可能性があります。
一日に書ける文字数を増やすコツ
体力を付ける
体力を付けると言っても、身体的な意味ではなく精神的な方面です。執筆作業はスポーツと比べると、肉体的に大きく疲労する作業ではありませんからね。
ただどんな分野でも、慣れない作業というのは酷く疲れるものです。
だからとにかく執筆作業を習慣付けて、慣れない作業から手慣れた作業に変えてやる必要があります。
それがここで言う体力を付けるの意味になります。
タイピング作業に慣れる
タイピング自体に不慣れだと、無駄に体力とか気力を使うことになります。
ですので、タイピングという行為に慣れることも一日に書ける文字数を増やすには大切なことです。
ちなみにタイピングとはキーボードでキーを押す行為のことですね。
練習はタイピングのサイトかタイピングソフトがお勧めです。
無料でも有料でも大して機能に差はありません。が基本的に有料ソフトの方が演出とかが派手ですね。
無料ならタイプウェルが一番良いです。ただサイトが閉鎖されてしまいました。
有料なら特打ヒーローズ 名探偵コナンがコナン好きにはお勧めです。
タイプウェルなら最初はS目指して頑張りましょう。
時間を効率的に使う
昨日は執筆作業を1時間頑張った。今日は5時間頑張った。
一見、数字が大きいので後者の方が頑張っているように見えますね。
ですがこれらを、黙々と1時間執筆作業を頑張った。アニメや映画を見ながら執筆作業を5時間頑張った。
こんな風に表現を変えたらどうでしょうか。
後者はもしかしたらダラダラと5時間過ごしてしまっている可能性が出てきますね。
こういう実際の内容をより深く分析すると、一日に書ける文字数が少ない人は、執筆作業だけに集中していないケースが多いです。
これは少し上の方でも言ったように、執筆作業が疲れるから無意識的に休憩を求めているという可能性もあります。
ただ他にも、目の前や周囲に執筆作業を中断する誘惑が多すぎる。
というどんな分野でもあるあるの問題がある場合の方が多いです。
作業中に執筆以外のことをしている場合は、本当にそれが必要なことなのか今一度振り返って下さい。
中級者

一日:1000~10000字
中級者は、ある程度小説を書くのに慣れてきて、一日中自分の小説の事を考えていても苦にならないそれくらいの段階です。
この辺りになると人によって、もしくは日によって一日に書ける文字数がかなり違ってくるのが特徴です。
その理由は、絵や仕事に置き換えてみるとわかりやすいかもしれません。
絵で例えるなら、自分の描けないものに挑戦し続けている人が文字数の少ない人。逆に自分の描けるもの(構図)ばかり書いている人が文字数が多い人です。
仕事なら、慣れない仕事・難しい仕事を割り振られた人が少ない人。
慣れた仕事だけやってる人が文字数多い人ですね。
さらにゲームでも例えるなら
・文字数多い人…範囲攻撃で一撃で倒せる雑魚的を狩りまくってる(打ち漏らしあり)
・文字数少ない人…強敵を部位破壊した上で確実に一体一体倒して進んでいく。
一概には言えませんが、そういう傾向があるかと思います。
一日に書ける文字数を増やすコツ
アウトライン・プロットを考える
アウトラインやプロットって何ぞや? と思った人は、とりあえず物語を創る上での計画みたいなものだと思ってください。
絵で例えるならアウトラインが構図や大ラフ、プロットがラフやアタリですね。
ご飯で例えるなら、昼飯食う・食わないがアウトライン。カレーやそばにするかがプロットです。
あんまり書けないって言う人は、無計画に出たとこ勝負してる場合があります。
一度だけでも構わないので、物語の計画を立ててから小説を書いてみて下さい。
参考小説を集める
物語を書く上で、どうしても書いたことのない場面というものに出くわします。
そういう時は、商業小説が何よりの参考書になります。
異世界ものとかSF、日常、恋愛など色んなジャンルの小説を持っておくと、いざという時の表現の助けになります。
上級者

一日:3000~20000字
上級者は数年間小説を書き続けて、小説書きが趣味と自信を持って言える人。もしくは賞応募やプロを目指しているガチの人です。
この辺りになると、執筆作業はパソコンであることが大前提として、その場面にどれだけ力を入れるかなど時間配分が大きく影響します。
執筆作業がパソコン前提なのは、実際に書くより圧倒的に早いし負荷が少ないからですね。
正直、手で一日20000字書くには現実的じゃないので。
半分の10000字すら辛いですからね。
時間配分というのは、絵で例えるなら一枚の絵にどれくらい労力を割くかです。
どの表現がいいか色々拘っていると、ぜんぜん筆が進まなくなるというのはあるあるなので、60~80%くらいのクオリティで妥協して次々進まないと、こちらも20000字どころか半分の10000字すら厳しいでしょう。
まとめ
一日にどれくらい書けるかについて初心者や書き始めたばかりの人は、他人がどれくらい書けるか気になるかもしれません。ですが他人を気にする必要はありません。
大体文字数自慢する人って、最大値を言ってるか若干盛ってます。
ランキング一位とかそういうのは凄いですが、一日一万字とか二万字書いたところで、内容が伴ってなければ意味がありません。
絵で例えるなら、落書きだったり中途半端な絵を描いて沢山書きました! と言ってるような物です。
小説の執筆作業では、進行を優先する状況か、それともクオリティを重視する状況か。
バランスがとても大事です。
文字数はあってもクオリティが伴ってなければ意味がありません。逆にクオリティがあっても文字数が少な過ぎたら、注目を浴びる機会が減りそもそも読んでもらえない可能性があります。
今の自分の作品にとって何が大事かを気にして、バランスの良い小説を書くようにしましょう。
文字数の確認方法
主に以下の三つの方法があります。
- ファイルサイズで確認(曖昧)
- 小説サイトでチェック(確実)
- 文字数カウントサイトでチェック(確実)
使用する文字や内容によりますが、ファイルサイズで確認する場合。
メモ帳であれば、適度に日本語を含む内容で10KBでだいたい3000字前後くらいです。
小説サイトは小説家になろうやカクヨムなどメジャーどころのサイトなら、基本編集画面で文字数をカウントしてくれる機能が備わっています。
文字数カウントならここがいつからあるの・・・?っていうレベルの古巣です。ただ通信が暗号化されていません。
心配な方は、暗号化かつ日本国内に登記のある企業しか登録できないco.jpドメインを使用しているこちら(ルフトツールズ)の方が良いともいます。
これらはデジタルの場合の確認方法です。
原稿用紙に書くこだわり派の人は1枚400字で空白を部分を考慮しつつ枚数×400字で計算しましょう。