こんな人向けの記事です。
・作品のアイデアや構想は作ったけど、作品を投稿した経験がない
・今まで作品作りをした経験がない
・思いつきで行動するタイプの人
何本も長編作品を仕上げた経験がある人以外は、完結後投稿は基本お勧めしません。
ある程度ストックが溜まった段階で積極的に公開していきましょう。
なお完璧主義や計画的に進められる人は、参考にしない方がいい部分があります。
完結してから投稿は難しい
短編・中編作品ならOK
短編、中編(5~10万字以内くらいに完結)であれば、完結までそこまで長くありませんので、最後まで書ける自信があるなら書ききってから投稿しても問題ありません。
ただ一度でも途中で詰まった経験がある人は、ある程度話数のストックが溜まった段階で投稿することをお勧めします。
投稿することによって良い反応が得られれば、それがモチベーションになって最後まで頑張れる可能性があるからです。
投稿したけど特に反応なかった…という場合は、他に書きたい作品があればそっちに移る。もしくはカクヨムさんなどの企画に参加して誰かの反応が確実に得られるであろう環境に作品を放り込んで下さい。
漫画であればニコニコ静画のマンガ投稿が比較的感想をもらいやすい環境かと思います。
長編作品は完結後投稿はお勧めしない
完結後投稿は、大抵公開せずにお蔵入りになるので基本お勧めしません。
公開しない分、問題が発生してもいくらでも軌道修正が利くというメリットはあります。ですが、そこであるあるなのが気になる所が多すぎていつまで経っても前に進まないということです。
そのため、1~3話くらいストックを常に持ちつつ投稿していった方が、良い意味で縛りが出来てもうあそこは投稿して変える事は出来ないからこうしよう。といった風に前に進みやすくなります。
現実やゲームとかでも『自由にやっていいよ』と言われるよりも、『ここはこうしてね』とある程度指針を与えられた方がやりやすいのと一緒ですね。オープンワールドゲームの特にストーリーとか何にもない作品で『何をしていいかわからない』ってタイプの人は、少しずつ投稿していくやり方を強くお勧めします。
完結後投稿は別の意味で軌道修正が出来ない
完結後投稿は基本自分以外の人の目に触れることが無いので、自分の面白さと世間の面白さが激しくズレていても最後まで気づけないという強烈なデメリットがあります。
漫画や小説はとにかく一作品仕上げるのに時間が掛かるものなので、最初の方向性を間違っていた場合時間を無駄にしてしまいます。
自己満足で作品を作っているのなら問題ありませんが、大抵の人はどうせなら人に褒められたいと思ってるはずなので、少しずつ作品を小出しにしていって今の方向性で問題ないかをチェックしましょう。
ゲームで例えるなら体験版もしくは、オンラインゲームのβテストやクローズドβテストなどで、バグや不具合以外にもゲームバランスが現状で問題ないかどうかをチェックするのと似たような感じです。
絶対プロット通りに進める! 細部も完璧に自分でコントロールしたい! というかなりの完璧主義な人以外は、定期投稿が無難です。
どうしても長編作品でも完結後に投稿したい人
ワンピースのOPの言葉とは逆に富と名声は完全に捨てましょう。宝くじの一等が当たったらいいなくらいの確率で、人気が出たらいいなーという感覚で投稿するくらいの気持ちでやって下さい。
あとは出来れば以下のことを参考に投稿して下さい。
一括投稿せず小出しにする
一括投稿はある火薬全部を一気に爆発させるようなものです。盛大に爆発してそれで終わりです。一瞬一期間だけ話題になりますが、すぐに他のコンテンツ(小説や漫画)などに移られて忘れ去られてしまいます。
なるべく週一や三日に一回など定期ペースで小出しに投稿しましょう。
定期的に投稿することで、読者にとってその作品を読むことが生活の一部となります。
名探偵コナンやワンピースといったずっと放送されているアニメと一緒ですね。記憶に深く残るので、少しの間そのコンテンツから離れていても、また何かあれば思い出してまた作品を楽しんでくれる可能性が高まります。
投稿時間を固定
これは普通の連載作品でも心掛けた方が良い事ではありますが、完結後投稿であれば完全に固定化することが可能なので、読者にもわかりやすいように投稿の曜日や時間は固定してしまいましょう。
基本的には金~土曜日の日中~夜辺りがユーザー数が多いのでお勧めです。
ただ、どの業界でもそのことを知っているので、小説や漫画以外のあらゆるコンテンツが週末に集中しがちな現状があると思います。
なので、あえて週末を避けるといった投稿パターンも良いかもしれません。世の中別に土日が休みだけの職業ばかりじゃありませんしね。
複数サイトに投稿する
完結後であれば、制作作業は一段落しているはずなのである程度投稿のみに集中出来るリソースがあるはずです。
もしなるべく人に見て欲しい場合は、可能な限り複数サイトに投稿してみましょう。
執筆しながら複数のサイトに投稿は地味に面倒くさいですが、完結後であれば多少余裕があるはずなので、複数サイトに投稿することに挑戦してみる良い機会かもしれません。
サイトによって若干閲覧者の好みや趣向が異なるので、このサイトでは受けが悪かったけど…ここでは人気が出た! ということもたまにあります。
まとめ
特に一度も作品を書いた経験が無い人は、制作途中で投稿していくやり方をお勧めします。
投稿しない場合、好きなところだけやって嫌いなところはやらない。
だから一向に作品が投稿出来ない。
そんな状況になりかねません。
投稿する場合は、好き嫌い関係なく作業しないと投稿出来ないので、作品制作しながら必要な作業を効率よく学ぶ事が出来ます。