基本的に物事に絶対はない
一部の人がよく、これが絶対正しい。これ以外は間違ってる。必ず正解がある。みたいなことを言ったりしますが、基本的に物事に絶対はありません。
例えば人間ですが、生物学的に男女の区別があったり、背の低い人や高い人がいるように一概に人間。と言っても幅広い種類や例があります。
その中で一定の基準に基づいた綺麗な人や格好いい人を選ぶことが出来ますが、誰にとっても綺麗・格好いい人を選ぶことは出来ません。
それと同じで物語の展開もこういう場合は大体こうした方が良い。
みたいなものはありますが、こうすべきだ! これが正解だ! というものは一切ありません。
物語の場合は、大まかには以下の4項目時代⇒国⇒地域⇒個人の順に影響を受けます。
なお、あえて省いてる部分もあります。ご了承下さい。
時代
まずは何よりも時代です。現代社会において未開の部族でない限り、時代の流れの影響は避けられません。
時代の変化は最近になって加速度的に変化していますが、創作界隈においては5年か10年長くても20年単位で、価値観や人気が変化して行っていると思った方が良いかもしれません。
ツンデレタイプのキャラが人気とか、異世界転生物、悪役令嬢物が人気だとかそんな感じですね。
漫画やイラストメインの人は、絵柄で考えると分かりやすいかもしれませんね。10年前の絵柄はそこまで…と思う人もいるかもしれませんが、20年前となると確実に多くの人が古いと感じるはずです。ゲームが趣味の人はゲームハードの変遷で考えるとよくわかると思います。
国
次に国です。国によってそれぞれ文化や歴史というものが違うので、国によっては大きく好みが変わることがあります。
比較的、国の歴史や文化圏の近い国の価値観は理解出来ますが、遠くなるほど理解が難しくなる部分が出てきます。
ですからA国ではこのやり方が良いけどB国では絶対駄目。ということも平気で起こり得ます。
地域
次は地域です。単位は日本だと西日本、東日本から始まり地方、都道府県、そして市町村ですね。
いくら海外どころか宇宙に行ける時代になったとしても、大抵の人は自分の活動の基盤となった地域を持っています。
ですから、そこのルールや文化などの影響を強く受けます。
特に食文化は地域の影響をかなり受けやすいですね。
個人
最後に個人です。結局時代がどうだろうか国や地域が何だろうか、個人の解釈次第でいくらでも価値観は変化します。
時代や国、地域の影響は確かに受けますが、それをどう解釈するかまではわかりません。
ですから双子だろうがいくら似通っていようが、どんな物事でも同じ正解になるということはあり得ません。
まとめ
何が正解かは人間が生物である以上、時代や環境などの影響を受けます。
ですから、創作物自体も時代や国、地域、個人などの要素はしっかり意識しましょう。
現代人の価値観が異世界でも通用するとは限りません。むしろ通用しない部分がある方が普通です。
そういう部分まで考えられると、よりリアルな深みのある物語作りが出来るようになると思います。